2008年から奈良県御所市で有機農業を営む。  御所市僧堂113-2    営業日 土曜   10:00~17:00     冬季休業11月~3月    Email matunagahatake @goo.jp          ℡090-2929-2958
by matsunagahatake
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2014年 08月 09日 ( 1 )
自立

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加熱用のトマトの瓶詰め。
保存食があると何だか安心感が違う。と言っても野菜があるのは多忙の季節、合間を縫って作る。
今は販売所の営業日にこういう仕事をする。

自給するとは自立するということのように思う。
一般的には経済的に自立することを自立と言うが、農業を始めて個人、地域、社会に自給的自立と言うものが必要なのでは?と考えるようになった。

社会の中では不安や恐怖と言ったことよりも、安心感や希望に満ち溢れた方が良い社会と言えるが、
人はどういう生き方に安心や希望を見出せるのだろう。

段々経済が悪くなり、失業率が高くなり、格差社会と言われる時代に育ってきた私は、競争と言うものに晒され、意識し育ってきた。
それは、夢や理想よりも現実的で生き残ることを最優先とし、どこか残酷さを秘めているように思う。

そんな一部の若者たちが一つの光を見出そうと足掻く。その一つが自給していくということ。
自分たちであらゆる物を生産し、協力し、暮らしを作っていく、そのベースの上に経済的自立を求めていく。

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過去、就職する時に研修で問われた?
「社会人とは?」

答えは、笑えるけど「会社に勤め社会、会社の歯車の一つになること」と平然とそう教えられる。

会社で働かなければ社会の人では無いような言い方をするけれど。
子供も駅で寝ている人も全て社会を形成している人。
この言葉でも分かるように、労働とは金儲け(経済を作ること)になってしまっている。子育てや、地域の草刈り、子どもが農作業を手伝うこと、は社会を形成する大切な労働とはみなされにくいし、金儲けをしない人は社会の中から見落とされてしまう。この社会に生きる全ての人によって社会は形成されているし、そこに起こる問題は全て社会の問題であり、個人一人一人の問題なはずなのに。
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ある人は「現代では人間の価値よりもお金の価値が上回った」と言う。
あるブログを読んでいて「交通事故での賠償金額は女よりも男の方が高い。同じ生命なのに」と書いてあった。それは将来その人がどれだけ稼ぐか?で換算されるからだそう。

今の社会では経済的自立をすることが大人の一歩と考えられる。
そうでなければ家族を養うことも出来ないし、生きていくこともできない。
それで、あたかも社会の中で責任を果たしていると思っている人が多のではないだろうか?

ただそれも、バブル崩壊後そうした責任を果たせない人が増え続けている。
フリーターと言う言葉が出来て、ニートと言う言葉が出来て・・・。
格差社会、貧困層。


個人、地域、社会が自立し持続する為には何が必要か?
そこに安心感や希望と言うものが存在するのか?
経済的自立をした人たちだけで社会が形成されているのなら、これかもどんどん社会から切り捨てられる人は増え続けるだろう。

社会の骨格である経済という大きな流れに流されながら悪足掻きをする。
過去も、現在も未来もその足掻きは足掻きでしかないのかもしれない。

ただ、その足掻きに何らかしらの光を感じて集まってくる仲間がいるならば、続けようと思う。


日々の暮らしこそ大切に生きたい。
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販売所の営業日。
厨房の裏で子供たちがドロドロになって何かをしている。


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コンクリートを混ぜる舟の裏側のくぼみに二人でせっせこと詰めて・・。




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チョコレートの出来上がり。
なかなか素晴らしい出来だなぁ。








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by matsunagahatake | 2014-08-09 07:40 | 日記