2008年から奈良県御所市で有機農業を営む。 御所市僧堂113-2 営業日 土曜 10:00~17:00 冬季休業11月~3月 Email matunagahatake @goo.jp ℡090-2929-2958
by matsunagahatake
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なかなかブログも更新できず・・。 夏季の多忙の季節、ようやく心の合間を見つけて更新。
やはり、夏の農業は過酷。体力が奪われ、夜が起きてられない、朝から疲労感。 だんだん集中力もなくなり、時間だけがどんどん過ぎていく・・・。
この時期は秋、冬の種まきが始まる。暑さと害虫と闘いながらの育苗は一年で一番難しい。 春と違い、冬に向かうこの時期は播き遅れると育たない。育苗が失敗した時点でアウトということになる。過去にも焦って苗を買いに走ったことがある。種代を捨てて、さらに高い苗を買う。コスト云々ではなく、とにかく冬が来る前に野菜を育てなければ苦しい冬を過ごさなければいけないことになる。
そんなこの時期、私はどこかピリピリとしているが、少し作業の見通しがつくと、こうして「ブログでも書こう」という気になる。すぐにまた、追われまくる日々がやってくるのだけど。 水を撒いて、涼しい所に積み重ねて、芽が少し出るとハウスへ持っていって、防虫ネットを被せる。均一に芽が出ないと徒長したり、芽が出なかったりすので、丁寧に均一になるよう心がける。
販売所の方はクーラーがないので暑さが厳しい。 先日予約制のランチのお客様が見えたのだが、35度の中で食べていただいて申し訳ない。 出来るだけ、冷たい料理をお出しするよう努める。 と言っても、食材が豊富なこの季節、料理していて楽しい。
野菜やハーブは全てここで作った有機野菜使用し、その他の食材もほぼオーガニック食材を使用している。 バターナッツカボチャの冷製ポタージュ 農業が忙しくなり、ここ2,3年はなかなか農業以外のことは出来なくなったが、どこでその趣味が役立つかわからないもの。
百の仕事をする百姓も「今ではチーズケーキも作るのか・・」と言われる。 現代農業の単品目大量生産する農家でも自給野菜を作ったり、漬物を作ったり、建物を建てたりと百姓としての精神は受け継がれているように思う。 私自身もどこか「なんでもやる」という気持ちがあるのかもしれない。 販売所では2時以降は屋根が温まり気温が上がっていく。 こういう時は冷たい物を食べたい。 今年はスイカを作らなかったのだが、スイカと赤ワインのグラニテを作りたくて近くの直売所に走る。 アルコールは飛ばしているので、子どもたちも喜んで食べる。 暑いなら暑さをどう乗り越えようか?を模索中。 やっぱりクーラーが必要かな? ノモケマナさんのカンパーニュとのらの耕舎の平飼い卵で作るフレンチトースト。 メニューに無い時も声をかけて頂けたらお作りするかも。 自家製アイスクリームも模索中。 #
by matsunagahatake
| 2014-08-03 20:35
| 日記
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by matsunagahatake
| 2014-07-10 17:24
| 今月の営業日とスタッフのご案内
-ヤマモモ酒またはヤマモモシロップ づくりの会-
のお誘いです。 梅の収穫が一段落したこの時期に気になるのが 真っ赤に色づいたヤマモモ シガセイサクショ山でたわわに実ったヤマモモを使った ヤマモモ酒 または ヤマモモシロップ を仕込みましょう。 ・日時: 7/5(土) 11:00~ 約1時間程度 ・場所: まつなが畑 暮らしを紡ぐ販売所 (奈良県御所市僧堂113-2) ・参加費: 1500円 ・持ち物: てぬぐい 又は ふきん ・定員: 4名(先着順) ※お申し込は シガセイサクショ mama_kurusuzu@yahoo.co.jp までメールでお願いいたします。 #
by matsunagahatake
| 2014-07-04 00:09
| 日記
ふと見ると草を丁寧に植えている・・。 この日の作業は白ネギの植え付け。 ネギは雑草の影も嫌うというぐらい、雑草の中では育たない作物。 唯一?除草を徹底的にする。 それで、親のほうの出来栄えは。 一本ネギは5センチ間隔に植えるのが面倒でやめた。 ネギはF1種という交配させた種を使っていない。 在来種と言われる昔からある品種は病気に弱く、柔らかいから、見た目は悪いが味がとても良い。 よその畑を見てもピンっと立っていたら大体F1種。我が家の畑は?というと風に吹かれただけでダラリと折れている。 見た目よりも味を私は選ぶ。 フランス語ではポワロー、日本では西洋ネギ。 日本のネギと違いとにかく固い。煮込み用だ。 日本のネギの価値は柔らかさや香りで決まるが、西洋ねぎは穏やかな香りで、しっかり煮込めば良い味が出てくる。 同じネギでも用途は全く違うから面白い。 これから除草と土寄せをして収穫は11月から。 多品目はやっぱり面白い。 自分たちの暮らしと農業は一体化している。これが商売として出来るのだから有難い。 後は続くかが問題だが・・。 しょっつるは秋田からハタハタと塩だけで作った魚醤。こちらも販売しています。 野菜料理が多い我が家では動物性の調味料はとても重宝する。 汁もの、炒め物、パスタに何でもいける。開けてから1年ぐらいするとまた美味しくなっていくから面白い。我が家では外せない調味料。 #
by matsunagahatake
| 2014-06-25 00:16
| 日記
この地域に多い白絹病という病気が大発生している。どんどん枯れてほぼ一畝全滅する勢い。 残りのナスもアブラムシ被害で厳しい。 これだけ大発生したのは初めての事。 この病気は未熟有機物に繁殖する為、有機農家には厄介もの。今年は堆肥を入れたのが失敗だったか?有機農家では土づくりが大切だと言うが、その方法を間違えると大きな被害を被ることになる。 ナスは二月に温床に種を播いて、出来るのは6月中ごろから。 途中、害虫被害で獲れなくなるが秋ナスが再び出来るから、長期戦になる野菜なのだが、こんな初期に無くなるのは困ったもの。 有機栽培のリスクと言えば当然だが、農家としてこれでは収入にならないし、枯れて行くのを見守ると言うことしかできない辛さは精神状態を揺るがす。 余裕があれば受け入れられるのだが・・・。 どれだけ周りの人に「有機農業は必要だ」と言われても「もう辞めたい」と思うことは毎年のようにある。 これから先、何か先行きがある訳でもなく、年を取ると共に転職は難しくなる。 年金も払っていなければ、子どもに何かを残してやると言うことも出来ない。 奈良のような山間地の農家はどこも厳しいだろう。 休み明け、私は色々なものを犠牲にしながら農業を続けることを決めた。 だが、それも多くの人の協力と理解が無ければ続かない。そんな危うさの上に私たちは立っている。 今、やっている全ての事は着実というより、悪あがきに過ぎない。 毎年作っているのだが、在来種の為、病気に弱く作りにくい。 だが、このキュウリのピクルスは格別でディルと共に我が家では外せない野菜だ。 今日は販売所でピクルスを漬ける。 キュウリ、玉ねぎ、ニンニク、ディル、ローリエ、ブラックペッパー、ハラペーニョを押し込む。 ブラックペッパーと調味料以外は全て栽培したもの。 ディルはキュウリのピクルスに最高に合う。 これで1年以上食べられる。嬉しい。 カフェのオープンサンドの付け合わせにも出せる。 これでタルタルソースも最高に美味しい。 保存食作りも、こうして販売所がオープンして時間をかけて作れるようになった。 暮らしを紡ぐ販売所は物、時間、労働、全てを通して暮らしを紡いでいく場所のように思う。 決して利益優先の場では無く、ここに携わる人、利用するお客様、全ての人において暮らしを紡いでいく。 そんな感覚がここを訪れる人と共有できればと思う。 農業という業をしていても、利益以外の部分で暮らしが整うということ、保存食があると言うことはどこか安心感がある。 農業は厳しいし、社会の中で先行きの不安もあるが、一つずつ積み木を積み上げるかのように暮らしと密着してやっていきたい。 一度崩れても積み上げることはできるかな。 #
by matsunagahatake
| 2014-06-14 02:43
| 日記
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